家づくりは「決めること」の連続!計画的なステップで理想を形に
「家を建てたい!」そう思い立ったあなた。何から始めれば良いのか、どんなことを決めていけば良いのか、戸惑ってはいませんか?家づくりは、夢を形にする一方で、「決めること」の連続です。予算から土地、デザイン、設備、そして最終的な契約まで、多くの選択が押し寄せます。
しかし、これらの「決めること」を計画的に、そして効率的に進めることで、家づくりはぐっと楽しく、スムーズになります。本記事では、家づくりを思い立ってから住宅会社と契約するまでのステップに焦点を当て、具体的に何をどのように決めていくべきか、分かりやすく解説します。
なぜ「決めること」が多いのか?家づくりの複雑さと計画の重要性
家づくりに「決めること」が多いのは、それが単なる「箱」を作るのではなく、家族の未来を築く大切なプロジェクトだからです。それぞれの家庭のライフスタイル、予算、こだわり、そして将来設計が複雑に絡み合い、一つ一つの選択が住み心地や経済状況に大きく影響します。
また、住宅は一生に一度の大きな買い物であり、一度建ててしまえば容易に修正できません。そのため、後悔のない家づくりを実現するためには、各段階で必要な情報を集め、家族でじっくり話し合い、優先順位を明確にする作業が不可欠です。
例えば、予算設定一つにしても、借り入れ可能な金額だけでなく、無理なく返済できる月々の金額、将来の教育費や老後資金まで考慮する必要があります。また、住宅会社選びでは、漠然と探すのではなく、あらかじめ「どのような家づくりが得意な会社か」という視点を持つことが重要です。
これら一つ一つの「決めること」を明確にしておくことで、家づくりの過程での迷いを減らし、スムーズな進行に繋がります。
ステップ別!家づくり「契約まで」に決めることの具体例
それでは、家づくりを思い立ってから契約に至るまでの具体的なステップと、そこで決めるべきことについて詳しく見ていきましょう。
STEP1:家づくりの計画段階で決めること
まずは、家族会議を開き、家づくり全体の方向性を定めます。
1.予算と支払方法を決める
- 「いくらまでなら借りられるか」だけでなく、「毎月いくらまでなら無理なく返済できるか」を重視しましょう。現在の家賃や貯蓄額、将来の教育費などを考慮し、現実的な月々の返済額を設定することが肝心です。
- 年収から算出される借入可能額と、実際に無理なく返済できる額には差があることが多いです。ファイナンシャルプランナーがいる住宅会社に相談すると、ライフプラン全体を見据えた資金計画が立てやすくなります。
- ペアローンなどの借入方法の検討は、一人での借入額では予算が足りないと判明してからでも遅くありません。
2.住宅会社を探し、情報収集する
- SUUMO注文住宅や地域の工務店紹介サイト、SNSなどを活用し、気になる住宅会社をリストアップしましょう。
- まずは「カタログを取り寄せる」ことから始めます。各社の得意な家づくり、価格帯、断熱性や耐震性といった特徴を把握し、候補を絞り込むための情報収集が目的です。
3.土地選びの条件を決める
- 土地は家の形や大きさを左右する最優先事項です。
- 「子どもの学区」「希望エリア」「職場への通勤時間」「商業施設の充実度」「土地の広さ」「日当たり」「治安」など、具体的な希望を書き出し、優先順位をつけましょう。
- 「これだけは譲れない」「これは妥協できる」というラインを明確にすることで、効率的な土地探しが可能になります。
- 市街化調整区域内の土地を検討する場合は、建築可能な条件(居住実績など)があるため、事前に該当するか確認が必要です。
4.いつまでに引っ越したいか決める
- 「子どもの入園・入学」「賃貸契約の更新」など、具体的なゴールを設定しましょう。
- 注文住宅は、着工から引き渡しまで9か月~12か月程度かかるのが一般的です。目標時期から逆算し、具体的なスケジュールを立てることで、家づくりがスムーズに進みます。例えば、4月の入園・入学に合わせるなら、遅くとも前年の6月には動き始める必要があります。
- 明確な時期がない場合も、「このくらいには」という目安を設けておくことで、ダラダラと進むことを避けられます。
STEP2:どんな家にしたいか決める
時期と予算が見えてきたら、具体的な家のイメージを固めていきます。
好きな家のデザインを把握する
- 外観は「シンプルモダン」「和モダン」「洋風」「北欧風」など、おおよその系統を決めましょう。インターネットやSNSでイメージに近い画像を探し、コレクションしておくのがおすすめです。
- 同様に、内装も「どんな色合いにしたいか」「どんなテイストが好きか」といったざっくりとしたイメージを作り、画像を集めておきましょう。
間取りの要望を書き出す
- 「キッチンはアイランド型でLDK20帖欲しい」「洗面所と脱衣所は分けたい」など、箇条書きで希望を具体的に書き出します。
- 自身で細かく間取りを考えすぎると、建築上の制約や、設計士からのより良い提案の妨げになることもあります。理想の間取り画像を参考にしつつ、箇条書きで伝えるのが効果的です。
- 家事動線を考慮しつつ、1階に全てを集中させず、2階に配置しても良いものも検討すると、プランの幅が広がります。
設備の理想をリストアップする
- 「食洗機は必須」「トイレはタンクレスがいい」「お風呂は掃除しやすいものがいい」など、希望する設備や仕様を具体的に書き出しましょう。
- 特定のメーカーにこだわりがある場合は、最初に伝えておくことが大切です。
- 太陽光発電、高断熱窓、タッチキー玄関など、希望する機能も忘れずに書き出します。
「いらないもの」を書き出す
- 「天窓や吹き抜けの窓はいらない」「畳の部屋は不要」「浴室乾燥機は使わない」など、住み始めてから後悔しないために、「いらないもの」も明確にしておきましょう。これは予算の最適化にも繋がります。
希望に優先順位をつける
- 全ての希望を叶えようとすると、予算オーバーになる可能性が高いため、「これは絶対」「これはできれば」「これは妥協できる」というように、優先順位を明確にしておきます。これにより、打ち合わせ時の認識のズレを防ぎ、効率的な調整が可能になります。
- 「特にこだわりがない」という方は、今住んでいる家の「気に入っている部分」と「不便に感じている部分」を書き出すことから始めると良いでしょう。セミオーダーや規格プランを持つ住宅会社も選択肢に入れてみてください。
STEP3:住宅会社を絞り込み、仕様を固める
プラン内容と見積もりを確認・調整する
- 複数の住宅会社から提案された間取りプランや設備仕様、見積もりを比較検討します。
- 希望との相違点や、もう少し改善したい点があれば具体的に伝え、調整を重ねていきます。
設備のオプションと予算を調整する
- 標準仕様以外の設備を追加する場合、オプション料金が発生します。予算と相談しながら、どこを削り、どこにお金をかけるか判断します。
- 複数の会社の見積もりを比較し、最も予算内で希望に近い提案をしてくれる会社を選びましょう。
壁紙と照明を決める
- 契約直前、または契約後にインテリアコーディネーターと相談しながら、壁紙の色味や素材、照明の明るさやデザインなど、細部の仕様を決めていきます。
- 特に品番や場所の指定がある場合は、間違いがないよう担当者と何度も確認しましょう。
ある程度の希望がまとまったら、いよいよ住宅会社との具体的な打ち合わせに入ります。
STEP4:住宅会社を選び、契約する
仕様と金額に納得ができたら、いよいよ最終段階です。
土地を契約する
通常、家の仕様を詰めている段階で、土地の売買契約を先行して行います。これは、土地が売れてしまうと計画が白紙に戻ってしまうためです。
家の契約をする
家の間取りや仕様、見積もり内容が最終的に固まったら、工事請負契約を締結します。
住宅ローンを契約する
土地と家の契約書が揃い、最終的な借入金額が確定したら、事前に審査を受けていた金融機関で住宅ローンの本審査・契約を行います。
契約完了!建築スタート
全ての契約が完了すれば、いよいよ土地の整備や家の建築が始まります。地鎮祭や上棟式などのイベント、ローン決済、引き渡し、引っ越しの準備など、この後も住宅会社と密に連携を取りながら進めていきます。
家づくりは「タイミング・勢い・相性」が成功の鍵
家づくりは多くの「決めること」があり、時に大変だと感じるかもしれません。しかし、一つ一つのステップを丁寧に踏み、家族の希望を具体的にしていくことで、理想の住まいへと着実に近づきます。
家づくりを成功させるには「良いタイミングで」「勢いを持って進め」「親身になってくれる住宅会社と出会う」ことが重要です。
カシワ建設では、お客様の「こんな家にしたい」という漠然としたイメージから、具体的なプランへと落とし込むお手伝いをしています。群馬県太田市や栃木県足利市を中心に、お客様の予算やライフスタイルに合わせた最適なプランをご提案。
後悔のない家づくりのためには、まずはお客様自身の希望を書き出し、見える化することから始めてみませんか?「これは譲れない」「これは嫌だ」といった些細なことでも構いません。
太田市、伊勢崎市、桐生市、みどり市、館林市、邑楽郡、足利市、佐野市、小山市などで注文住宅・リフォームをお考えの方は是非一度カシワ建設へご相談ください。