家づくりは「小さな一歩」から!全体像を掴んで不安を解消しよう
「そうだ、家を買おう!」そう思い立ったとき、まず何から始めれば良いのか、途方に暮れてしまう方は少なくありません。インターネットで情報を集めるうちに、あまりにも大変そうで、少し諦めかけている…なんてことはないでしょうか?
たしかに、家づくりは多くの「小さなステップ」を一つずつ乗り越えていかなければならない、人生の一大イベントです。しかし、大きなことを一気にやろうとすると大変ですが、小さなことからなら、すぐにでも始められそうな気がしませんか?
この記事では、初めての家づくりで不安を抱えるあなたのために、今すぐにでも始められる「最初の一歩」から、次の具体的なステップまでをご紹介します。このガイドを参考に、無理なく家づくりの第一歩を踏み出しましょう。
なぜ「最初の一歩」が重要なのか?スムーズな家づくりのために
家づくりは、漠然とした「夢」から具体的な「形」にしていくプロセスです。このプロセスをスムーズに進めるためには、いきなり大きな決断を下すのではなく、段階的に情報を整理し、一つずつ「決めること」をクリアしていくことが非常に重要です。
- 漠然とした不安の解消: 「いくらかかるんだろう」「どんな家が建てられるんだろう」といった漠然とした不安は、具体的な情報やステップが見えることで大きく軽減されます。
- 後悔の防止: 最初から全体像を把握せず、衝動的に動き出すと、後から「こんなはずじゃなかった」と後悔する原因になります。早い段階で情報を集め、計画を立てることで、理想とのギャップを最小限に抑えられます。
- 効率的な進行: 各ステップで何をすべきか、どんな情報が必要かを理解していれば、無駄な時間を減らし、スムーズに家づくりを進めることができます。
このように、小さなステップから始めることは、家づくりのハードルを下げ、着実にあなたの夢を実現するための大切な土台となるのです。
家づくりのはじめの一歩「4つの最初のアクション」
まず、今すぐにでも始められる、家づくりの「はじめの一歩」からご紹介します。これらは、次に繋がる重要なアクションです。
1. 情報収集を始める
家づくりの第一歩は、「知る」ことからです。
- 現状を知る: SUUMOやat homeなどのポータルサイトで、近所の建売戸建ての価格や間取りを調べたり、実際に住宅展示場に足を運んでみたりしましょう。「最近の新築の一軒家ってこんな感じなんだ」「こんな設備があるんだ」といった、具体的なイメージを掴むことが大切です。
- 好みを明確にする: Instagramやインターネット検索で、自分が「いいな」と感じる外観や内装のデザイン(モダン系、北欧系、和風など)を積極的に集めましょう。ピンタレストなどでボードを作るのもおすすめです。また、「欲しい間取りや設備」を紙に書き出すと、漠然とした理想が客観的に把握でき、優先順位も見えやすくなります。
2. 予算・自己資金の検討をする
「なんとなくこんな家に住みたいな」というイメージが湧いてきたら、次はお金の話です。
- 総予算のイメージ: 「土地、建物、諸費用、家電や引っ越し費用を全部ひっくるめて〇〇万円」といったざっくりとした総額のイメージで構いません。
- 住宅ローンシミュレーション: インターネットで住宅ローンシミュレーションツールを使い、「自分の年収ではいくらくらい借りられそうか」「希望の総額を借りたら月々の返済はいくらになるのか」といった目安を知っておきましょう。
- 無理のない金額設定: この段階では、「月にいくらまでなら住宅ローンを払えるか」「貯金からいくらまで自己資金を出せるか」という感覚的なイメージが持てればOKです。
3. 工務店・ハウスメーカーを選定する
家のイメージと予算のイメージがなんとなく見えてきたら、次は具体的なパートナー探しです。
- 施工可能範囲の確認: SUUMO注文住宅などを活用し、自宅を施工可能範囲にしている住宅会社を絞り込みましょう。
- 相性の良い業者探し: 最も大切なのは、「自分の家のイメージと予算に近い家をたくさん建てている業者」を探すことです。施工事例を見て「この家いいなぁ」と感じる家を多く掲載している会社は、デザイン的な相性が良い可能性が高いです。
- 価格帯の確認: ウェブサイトなどで建物の価格帯が表示されていれば、それも参考にしましょう。例えば、全体の予算が3,000万円で土地に1,000万円かかる地域であれば、建物にかけられるのは1,500万円~1,700万円ほどです。この価格帯に近い建物の事例が多い会社のほうが、あなたの予算にマッチしやすいでしょう。
- 問い合わせ: 気になる会社が見つかったら、資料請求や来場予約をして、実際に相談してみてください。
4. 住宅ローンの事前審査に挑戦する
多くの人が「怖い」と感じるかもしれませんが、このステップは非常に重要です。
- 早めに試すメリット: 住宅会社に相談に行くと、早い段階で住宅ローンの事前審査を勧められることが一般的です。「いきなりお金の話は…」と思うかもしれませんが、少なくとも1社でいいので、早めに事前審査に挑戦しておきましょう。
- 現状の把握: 審査の結果によって、「過去に滞納があって借りられなかった」「希望額3,000万円だったけど2,500万円までしか借りられないようだ」「月8万円の支払いに抑えたかったけど、変動金利では審査が通らずフラット35でないと難しいようだ」といった、理想通りにはいかない事態が判明する可能性があります。
- 方向性の決定: 希望額のローンが借りられることがわかれば、安心してその予算内で家を建てる方向で動き始められます。逆に、希望通りに借りられないことがわかれば、どうすれば借りられるのか、あるいはその予算内でどんな家が建てられるのか、といった現実的な方向で動くことができます。今後の家づくりの進め方が明確になるため、早めの事前審査は非常に有効です。
住宅ローンの事前審査後「次の具体的なステップ」
住宅ローンの事前審査の結果に応じ、いよいよ家の建築契約に向けた具体的なステップに進んでいきましょう。
1. 理想の家のイメージをより具体的に固める
- 家族の要望整理: 家族全員で「どんな家に住みたいか」を再確認し、希望する間取り、デザイン、設備、生活スタイルに合った条件を詳細に整理します。
- 優先順位の明確化: 全ての希望を叶えることは難しいため、必ず出てくる「希望通りに行く部分」と「妥協が必要な部分」を明確にし、優先順位をつけておくことが大切です。
- 情報収集の継続: インターネットや雑誌、施工事例などを参考に、具体的なイメージをさらに深めましょう。
2. 土地探しを本格的に進める
家のイメージ作りに並行して、土地探しも本格化させましょう。土地が決まらなければ、家の大きさや配置、方角などが決められず、詳細なプラン作りが進められません。
- 複数の方法で探す:
- インターネットで探す: 引き続きSUUMOなどのポータルサイトを活用。
- 不動産会社に相談する: 未公開物件の情報や、プロの視点からのアドバイスが得られます。
- 住宅会社に手伝ってもらう: 家づくりの予算と合わせて土地を提案してくれるため、スムーズに計画を進められます。カシワ建設でも、土地探し中の方の建築相談や土地探しのお手伝いをしています。
- 条件の決定と優先順位付け: 希望のエリア、広さ、道路の広さ、商業施設や学区へのアクセス、方角、予算など、具体的な条件を決め、優先順位をつけましょう。
- 現地確認の徹底: 候補地が見つかったら、必ず実際に足を運び、昼間だけでなく夜間、平日だけでなく休日など、曜日や時間帯を変えて雰囲気や周辺環境をチェックしてください。土地の形状や地盤の状況、ライフラインの整備状況も確認し、家づくりの設計に影響が出ないか注意を払いましょう。
3. 複数の建築会社に見積もり依頼する
土地が決まったら、いよいよ具体的なプランと費用の提示を依頼します。
- 比較検討が重要: 土地代金や付帯工事費を含め、希望の間取りでのプラン作成と見積もりを依頼します。できれば2~3社にほぼ同じ内容で見積もりを依頼し、設備面や金額面を比較しましょう。
- 担当者との相性: 見積もりの内容や金額はもちろん大切ですが、打ち合わせで接する担当営業や設計士との相性や信頼感も非常に重要です。家は建てて終わりではなく、住み始めてからも点検や修理が生じるため、トータルでサポートしてくれる信頼できる住宅会社を選びましょう。
4. 建築会社の決定と契約
見積もりや提案を比較検討した上で、最も自分たちの希望に合った建築会社を決定します。
- 納得のいく選択: この決定には時間をかけ、納得のいく選択をすることが重要です。疑問点や不安な点は全て解消しましょう。
- 契約とローン手続き: 選定した建築会社と詳細な打ち合わせを行い、施工スケジュールや費用面の最終確認を行います。その後、正式に工事請負契約を結び、家づくりがスタートします。この段階で、住宅ローンの本審査手続きも並行して進めることが一般的です。
家づくりにかかる「コストの全体像」を把握しよう
家づくりにかかる費用は、大きく3つに分けられます。それぞれの項目を把握しておくことで、予算を考える際の全体像が分かりやすくなります。
1. 建物本体の工事費
家づくりで最も大きな割合を占める費用です。
含まれるもの: 材料費、基礎工事、躯体工事、屋根工事、内外装工事、建具、標準的な水回り設備などの費用。
変動要因: 家の設計、広さ、使用する資材のグレード、間取り、設備の仕様などによって大きく変動します。工務店やハウスメーカーから見積もりを取得し、内容をしっかりと把握しましょう。
2. 土地にかかる費用(土地購入費と付帯工事費)
土地を所有していない場合に必要となる費用です。
土地購入費: 土地代金に加え、登記費用や仲介手数料などの諸費用も発生します。立地や広さ、周辺環境によって大きく異なります。
付帯工事費・外構工事費: 購入した土地に建物を建てるために必要な周辺工事の費用です。
- 水道・電気・ガスの引き込み工事
- 地盤調査や地盤改良・補強工事
- 土地の造成(平らにする工事)
- 外構工事(駐車場、フェンス、庭など)
- 古家解体工事(既存の建物がある場合)
- これらの費用は、総予算の約2割を占めることもありますので、事前に把握しておくことが大切です。
3. 諸費用
建物本体や土地の費用以外に発生する、様々な手続きや手数料、税金などです。
含まれるもの: 設計費用(設計事務所に依頼する場合)、建築確認申請費用、住宅ローンに関する事務手数料や保証料、火災保険料、印紙代、引越し費用、新居での家具・家電購入費用などが挙げられます。
これらの諸費用を含めた全体の予算計画を立てることが、家づくりの成功には欠かせません。
初めての家づくりも「カシワ建設」と一緒に、一歩ずつ!
はじめてのことをするときは、誰でも緊張し、不安になるものです。まして家づくりは、高額で、その後の人生を左右する選択の連続ですから、よりハードルが高く感じるかもしれません。
しかし、そのような不安や心配は、家づくりを考える誰もが抱く共通の感情です。だからこそ、私たち住宅会社は、お客様に寄り添い、リードしていく存在でありたいと願っています。
カシワ建設では、お客様の「こんな家に住みたい」という漠然とした夢を、具体的な形にするお手伝いをしています。予算決めや土地探し、最適な間取りや設備のご提案、そして住宅ローンに関するご相談まで、お客様の不安を解消し、スムーズに家づくりが進むよう全力でお力添えいたします。
「自分が家を建てられるなんて思っていなかった!」という方にも、これまでに多くの素敵な注文住宅をお届けしてきました。もし、家づくりに関して何か一つでも「ここから始めたい」「相談したい」と感じることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。私たちと一緒に、あなたの夢のマイホームを実現する旅をスタートさせましょう。