COLUMN

家づくりコラム

太田市で注文住宅を建てる場合の費用相場は?土地価格と建物価格あわせて解説!
2025/01/13家づくりコラム

「家を建てるにはいくら必要なのか?」という疑問はどこの土地であっても誰しもが抱く疑問であり不安ではないでしょうか。そこで、群馬県太田市で家を建てる場合はいくらかかるのか、建物価格の相場と土地価格の相場から解説していきます。
太田市で注文住宅を建てる場合の費用相場は?土地価格と建物価格あわせて解説!

太田市の注文住宅の相場は3500~4000万円前後



太田市の注文住宅の金額は3500万円~4000万円前後が多くなっています。土地と建物と諸費用を合わせた額の相場金額です。
この金額はあくまで目安であり、「どこに建築を頼むのか」「どのくらいの広さで設備にどのくらいこだわるのか」「土地はいくらなのか」で大きく変わってきますので、参考程度に考えておきましょう。

建物の建築費用相場は2800万円~3500万円ほど、土地取得価格は700万円~1400万円が相場となっています。太田市は大手ハウスメーカーからパワービルダー、工務店まで、数多くの住宅建築会社が店舗を構えており、住宅展示場も複数あります。さらに、建売の分譲地が常に出回っている状況です。

建売の分譲地が多いので日ごろから新築の戸建てを見る機会が多く、「家賃と変わらない支払いで家を持ちたい」といった希望が叶いやすい地域である一方、「せっかくなら周りとは違うこだわりの家を建てたい!」という方もいらっしゃいます。

「高性能で省エネなハウスメーカーで建てる家」「今どきのシンプルモダンなデザインのパワービルダーで建てる家」「予算を考慮しつつ、こだわりを詰め込んだ工務店で建てる家」といったように、それぞれの理想や予算によって自分に合った住宅建築会社を選べるのも太田市で家を建てる魅力だといえるでしょう。

太田市の注文住宅の建物価格相場はメーカー・工務店によって大きく変わる!



群馬県太田市で戸建て住宅を建築した場合の建物価格の相場は2800~3200万円です。ただし、依頼する住宅会社によって変わるというのは言うまでもありません。
どんなに素晴らしい家を建てている会社を見つけても、実際に自分たちが購入できる金額でなければそこに依頼することは叶いません。自分たちの予算と希望に合った家づくりをしている会社を選ぶことが大切です。

ローコスト住宅なら建物価格は1500万円前後


建物価格1000万円台の家はローコスト住宅と呼ばれます。「安いからすぐに劣化する・地震で倒壊するのでは?」といったイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、安全性や耐久性に関して特別劣っているわけではありません。

材料の一括購入等で仕入れコストを抑えている


注文住宅では一棟ごとに部材の発注をすることもあり、一棟分だけを仕入れる場合は一部材の単価が高くなるということも少なくありません。ローコスト住宅では、一括で大量に同じ部材を仕入れることで単価を下げ、仕入れコストを抑えることで結果的に安く家を建てることができます。

規格型住宅にすることで設計・施工のシステムを効率化している


ローコスト住宅は、「規格型住宅」「セミオーダー住宅」といったように、間取りや内外装のデザインに一定の縛りがあることが多いです。
先述した通り部材をまとめて仕入れているので、さまざまなパターンの家で同じ部材を使えることが安く建てるための条件にもなってきます。

さらに、間取りやデザインに数種類の選択肢を設けた「プラン」として提案することで、施主も組み合わせを選ぶだけで家が建つので打ち合わせや設計も効率化されていきます。「選べること」と「選べないこと」が決まっているだけで打ち合わせが必要な項目も絞られるので、「仕様打ち合わせから施工開始まで」にかかる労力も施主・会社双方で抑えられます。

建物価格を安く抑える分メンテナンスに費用が掛かることも


ローコスト住宅を選ぶ際に気を付けていただきたいのが「保証」と「点検費用」、部材の「耐用年数」です。
新築住宅の保証期間は引き渡しから10年とすることが法律で定められています。最低保証期間内に基礎や屋根などの構造部分に不具合が生じた際は住宅会社の責任となります。水回りやフローリングなどは会社によって保証する年数や内容が異なる場合があるのでよく確認しましょう。
10年以上の保証期間を提示している場合でも、「10年目に有料の点検を受けたら保証期間を20年に延長する」というパターンも少なくありません。

家は建てて終わりではなく、20年30年と維持していかなければならないため、保証期間や内容、点検の無償有償なども事前に確認し、ランニングコストも踏まえて考えましょう。

工務店やビルダーなら2000~2800万円前後


ローコスト住宅と全国展開するハウスメーカーの間に位置するのがビルダーや工務店と呼ばれる住宅建築会社です。「規格型ローコスト住宅から高性能な自由設計の長期優良住宅まで建てられます!」といったオールマイティなタイプから、「アメリカ系の輸入住宅なら当社にお任せください!」「ガレージハウスならどこにも負けません!」といった専門的なタイプまで様々な会社があります。理想の家が予算内で叶うように、工法や部材・建材選びまで柔軟に対応してくれるでしょう。

地場工務店の強みは迅速な対応とアフターサポート


地域密着を掲げる工務店の強みは、迅速な対応とアフターサポートです。
「カタログをすぐに家まで届けてくれる」「打ち合わせも近くまで来てくれる」「建てた後もすぐに家まで見に来てくれる」といったフットワークの軽さは、施工地域を限定した工務店ならではのサービスです。

こだわりや理想を詰め込みたい人におすすめ


「ペット第一の家づくり」「車好きによる車好きのための家」「海外にいるような輸入住宅」など、趣味や好みに全力で寄り添ってくれる個性的な工務店も多くあります。
今までにも様々な同胞の家を建ててきているので、予算内でできる範囲のこだわりをたくさん詰め込むこともできます。

保証内容や期間はしっかり確認しておくべき


ローコスト住宅と同様に、保証内容や期間は確認しておきましょう。瑕疵保険の10年はどこの住宅会社もついていますが、その後の延長保証の内容や延長に必要な点検の内容・費用はきちんとチェックしておきましょう。

ハウスメーカーなら2800~3500万円前後


全国展開する大手ハウスメーカーや大手工務店は、品質・保証内容・性能など様々な点で優れており安心できる家づくりが魅力です。建築費用は3000万円台が平均値で、土地代金と合わせて4000万円台というのが一般的です。

安定の品質と保証内容で安心感がある


全国展開している分、どこで建てても品質が安定しているのが大手ハウスメーカーの強みであり安心できる点だといえます。また、母体が大きく安定しているので、手厚い保証やサポート体制が整っています。

担保価値が高く住宅ローンに通りやすい


ハウスメーカーで建てる家は、住宅ローン減税やフラット35Sに適合する省エネ住宅・ZEH住宅・長期優良住宅にも該当する家が主流です。そのような家は担保価値が認められやすく、住宅ローン審査に有利になったり、転勤等で売却が必要になった際もいい売値が付きやすくなったりする傾向にあります。

自由度が低い・要望が反映されにくいといった面も


ハウスメーカーで建てる場合は、建築予定地に適したプランや間取り、デザインからある程度選択肢が限られています。また、施主様との打ち合わせはハウスメーカーの営業がしていても、実際に設計や施工をするのは下請け業者の工務店というケースが多いです。細かい要望が反映されにくい、時にははっきりと「できない」といわれるということも少なからずあります。

太田市の土地価格の相場は?



群馬県太田市の土地価格の相場は700~1400万円となっています。一般住宅向けでは50坪~80坪ほどの広さの土地が多いです。
太田市の土地代金の相場は掲載サイトによって変動がありますが、1坪当たりの土地価を指す坪単価は平均10万円です。
SUUMO 9.6万円
at home 8.4万円
土地代データ 13.6万円

人気エリアや宅地造成済みの分譲地は坪単価がやや高め



太田市の中でも、坪単価が高めの地域と低めの地域があります。athomeで駅ごとの坪単価平均を調べると、中心地である太田駅周辺地域では坪単価が約13.6万円、竜舞駅周辺では11.6万円、韮川駅周辺では7.8万円です。

坪単価13.6万円の場合、50坪で680万円、100坪で1360万円です。分譲地で境界フェンスや水道工事を行った後に引き渡しをする宅地造成済みの場所は、周辺の更地よりもやや高めになります。

市街化調整区域や再建築が難しい土地は坪単価がやや低め



土地検索サイトを見ていると、明らかに周りより安いと感じる土地というのも存在します。そのような土地の場合は、購入できる人や目的に制限がある可能性があります。

相場よりも安いのではないか?と感じたら、以下の点を確認してみましょう。

1. 市街化調整区域の土地で、新開発基準該当者向けの土地である
2. 古家ありの土地だが、建て替えするには制限や課題がある
3. 告知事項ありと備考に書いてある
4. 「建築条件あり」になっており、売主の会社でしか家を建てられない

市街化調整区域の土地で、新開発基準該当者向けの土地である


都市計画で「市街化調整区域」に設定された地域の土地には、原則新たな建物の建築は行えません。ただし、例外的に調整区域内の土地に新築住宅を建てられる場合があります。
このときに適用されるのが「新開発許可基準」です。

「新開発許可基準」に該当し、市街化調整区域に家を建てるには、その土地が既存集落から50m以内の土地であることや、新たな所有者が「太田市に通算10年以上居住している24歳以上で世帯を構成している者」で「太田市に居住できる土地を持っていないこと」などの条件を満たさなければなりません。

このように「建てられる人が限られている」ため、価格が抑えられているケースがあります。

古家ありの土地だが、建て替えするには制限や課題がある


「土地として売りに出されているが古い家が建っており現況渡しである」という土地で周辺の土地よりも安く売りに出ている土地の場合、自分が建てたい家がちゃんと建てられそうか、生活に不便になりそうな要素はないかをしっかり確認する必要があります。

1. 解体費用を足したらほかの更地とあまり金額が変わらない
2. 古家にアスベストが使われており解体費用が高額になってしまう
3. 周辺の道が極端に狭い・接道要件を満たすための制限がある

このような点は、調査や見積もりをしないと判断が難しいでしょう。住宅建築会社の担当営業に相談し、候補地としてふさわしいのか調査してもらうことをおすすめします。

告知事項ありと備考に書いてある


「告知事項あり」とは「知っていたら買わなかったかもしれない重要な瑕疵」のことを指します。瑕疵は大きく分けて4種類に分けられます。

1. 心理的瑕疵
2. 環境的瑕疵
3. 物理的瑕疵
4. 法的瑕疵

①心理的瑕疵はいわゆる事故物件と呼ばれるものです。報道されるような事件にかかわった土地や建物や、他殺や自殺など病死・老衰以外の理由で人が亡くなった土地や建物のことを指すことが多いです。
②環境的瑕疵は、近所に宗教団体や暴力団の事務所があるといった治安的問題、ごみ処理場や畜産農家があるといったにおいの問題、売主と隣人との間でトラブルがあった等、生活環境において心配な点があるときに告知されます。
③物理的瑕疵では、雨漏りしている・シロアリ被害がある等の建物への不具合などが挙げられます。
④法的瑕疵は「建築基準法」「都市計画法」「消防法」のいずれかに違反がある物件を指します。

土地の購入の際に気にするべきは①心理的瑕疵と②環境的瑕疵の部分です。もし気に入った土地に告知事項ありで瑕疵がわかったときは、近所の住民に話を聞いてみる・実際に何度も時間帯や曜日を変えて訪れてみる・お祓いを検討するなどして対処しましょう。

「建築条件あり」になっており、売主の会社でしか家を建てられない


手ごろな価格の土地や分譲地には「建築条件あり」が設定されていることがあります。この建築条件とは、「土地の売主であるわが社で家を建ててくださいね」という意味であることが多いです。

住宅建築会社が広大な土地を仕入れ、その土地を区分けして自社で建てた家が並ぶ「〇〇タウン」を作るという計画を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。外観がある程度似通った家が並ぶので街並みとして景観がよいのが特徴です。建てる家への自由度はその街のコンセプトによって変わり、自由設計で建てられるケースや規格プランから選ぶケースなどがあります。住宅メーカーや家に対する細かなこだわりがない場合は、手続きがスムーズに進みやすいのでおすすめです。

しかし、建築を依頼したい工務店が決まっている方や建てたい家への理想やこだわりが強い方は、「建築条件あり」の土地では希望が叶わない可能性があります。そのような場合は検索条件から「建築条件あり」を外すことも必要です。

まとめ


太田市の注文住宅の費用相場や土地と建物価格の相場について解説しました。

建築を依頼する住宅会社によって総額は変わってきますが、
・ローコスト住宅なら土地と合わせて2300万円~2800万円ほど
・地域密着型の工務店や中堅メーカーなら3000万円~3500万円ほど
・大手ハウスメーカーなら4000~4500万円ほど
といったイメージです。

家に対して求める性能や設備、デザインのテイスト、装飾やオプションなどによって建築費用は大きく変動します。予算と理想のバランスをうまく叶えてくれるような住宅会社に出会うことが何より大切です。
ホームページやInstagram等SNS、カタログ請求などで情報収集をしっかり行っていきましょう。

ARCHIVES全 7 件の記事があります

Page Top