「そうだ、家を買おう」と思い立った時、まず何から始めればよいのでしょうか?それを知りたくてインターネットで情報を集めているうちに、あまりにも大変そうで少し諦め始めてはいないでしょうか?
家づくりは小さなステップをいくつも乗り越えていかなければならないのは事実です。しかし、大きな事をしようとすると大変ですが、小さなことからならできそうな気がしますよね。そこで家づくりを始めるための小さなステップをご紹介していきます。

家づくりのはじめの一歩
まずは今すぐにでも始められる簡単なものから、明確に次のステップにつながるものまで、さまざまな「家づくりのはじめの一歩」をご紹介します。
情報収集
家づくりを始める際にまず行うべきは、情報収集です。自分たちがどんな家を建てたいのか、どんな環境に住みたいのかを具体的にイメージするための情報を集めます。
まずはSUUMOやat homeなどのポータルサイトで近所の建売戸建てを調べてみたり、近所の住宅展示場に足を運んでみたりするのもよいでしょう。「最近の新築の一軒家ってこんな感じなんだ」ということを実際に見てみることで、ご自身の家へのイメージや理想が湧きやすくなります。
次に、Instagramやインターネット検索で、自分たちの好きな外観や内装のデザインを把握しましょう。モダン系、北米系、ヨーロッパ系、純和風、などざっくりとした傾向が把握できれば大丈夫です。また、ほしい間取りや設備も紙に書き出してみると家に求めていることが客観的に把握できます。
予算・自己資金の検討
情報収集をして「なんとなくこんな家に住みたいな」というのがわかってきたら、次は予算を決めていきましょう。
予算を決める際は、「土地」「建物」「諸費用」「家電の買い替えや引っ越し」といった項目ごとに決めるのもいいですし、「全部ひっくるめて3000万円」といった形でも大丈夫です。
住宅ローンシミュレーションなどを利用して、「自分の年収ではいくらくらい借りられそうか」「3000万円借りたら月々の返済はいくらなのか」を知っておくとさらに良いでしょう。
この段階では、「月にいくらまでなら払える」「貯金でいくらまで自己資金を出す」というのがイメージできればOKです。
工務店・ハウスメーカーの選定
家のイメージと予算のイメージがなんとなくできてきたら、次はハウスメーカー・工務店を探します。SUUMO注文住宅などを利用して自宅を施工可能範囲にしている業者を絞り込み、その中から「自分の家のイメージと予算に近い家をたくさん建てている業者」に資料請求や来場予約をしていきましょう。
「自分の家のイメージと予算に近い家をたくさん建てている業者」というのが大切です。施工事例を見て、「この家良いなぁ」という家を多く掲載しているところが、デザイン的な相性のいい業者である可能性が高いからです。
次に、建物の価格帯が表示されていれば、そちらも参考にしましょう。例えば、自分の全体の予算が3000万円の場合、土地に1000万円かかる地域であれば建物にかけられるのは1500~1700万円ほどです。その価格帯に近い建物の事例が多い会社のほうがマッチしやすいでしょう。
よさそうな会社があったら、資料請求や来場予約をして実際に相談をしてみてください。
住宅ローンの事前審査
住宅会社に相談に行くと、予算や土地の有無、家のイメージなどを聞かれるでしょう。そして、理想の家が建てられるかを判断する材料として、住宅ローンの事前審査を進められることが一般的です。
「いきなりお金の話なんて怖い!」と思いがちですが、住宅ローンの事前審査は1社でもいいので早めに挑戦しておきましょう。審査の結果によっては、「過去に滞納があったからか借りられなかった」「希望は3000万円借入だったけど2500万円までしか借りられないようだ」「月8万円の支払いに抑えたかったけど、変動金利では審査が通らなくてフラット35にしないと難しいようだ」といったように、理想通りにはいかない事態が発生する可能性があるためです。
希望額のローンが借りられることがわかればほっとしますし、その予算内の家を建てる方向で動き始められます。一方、希望通りに借りられないことがわかれば、どうすれば借りられるか・建てられるかといった方向で動くことができます。
今後どう動いていくべきかがわかるので、少なくとも1社は事前審査にトライしてみましょう。
次の具体的なステップは?
住宅ローンの事前審査の結果に応じ、家の建築契約に向けた具体的なステップに進んでいきましょう。
理想の家のイメージを固める
家づくりを始める際、まずは理想の家のイメージを固めることが重要です。家族全員がどんな家に住みたいかを話し合い、希望する間取りやデザイン、生活スタイルに合った注文住宅の条件を整理します。希望通りに行く部分と、妥協が必要な部分が必ず出てくるので、条件に優先順位をつけておくことも大切です。
インターネットや雑誌を活用して参考となる情報を集めると良いでしょう。家づくりの流れ全体を理解し、どの段階でどんな準備が必要かを把握することが、スムーズな進行につながります。
土地探し
家のイメージ作りと並行しながら、土地探しも進めていきましょう。土地が決まらなければ、家の大きさや方角が決められないのでプラン作りも進められません。
土地探しはインターネットで探す方法と、不動産会社に探してもらう方法と、家づくりを頼もうとしている住宅会社に手伝ってもらう方法があります。できればすべて同時進行して候補地を増やしておきたいところです。
希望のエリア、広さ、近辺の道路の広さ、商業施設、子供の学区、方角、予算などの条件を決め、できるだけ多くの項目をクリアできる土地を選びます。すべてが理想通りの土地はなかなかないので、家の理想と同様に優先順位を決めておきましょう。候補地はすべて実際に足を運び、雰囲気や環境をチェックしてください。また、土地の形状や地盤の状況も確認し、家づくりの設計に影響が出ないよう注意を払いましょう。
複数の建築会社に見積もり依頼
土地を決めたら、その土地代金や付帯工事費、希望の間取りでのプラン作成と見積もりをしてもらいます。できれば2~3社にほぼ同じ内容で見積もりを依頼し、設備面や金額面の比較をしましょう。
見積もりの内容や金額も大切ですが、打ち合わせ段階で接する担当営業や設計士との相性や信頼感なども重要です。家は建てて終わりではなく、住み続けている間も点検や修理などが生じるため、トータルでサポートしてくれそうな住宅会社を選びましょう。
建築会社の決定
見積もりや提案を比較検討した上で、最も自分たちの希望に合った建築会社を決定します。この決定には時間をかけ、納得のいく選択をすることが重要です。選定した建築会社と詳細な打ち合わせを行い、施工スケジュールや費用面の確認を行います。その後、正式に契約を結び、家づくりがスタートします。この段階で、住宅ローンの手続きも並行して進めることが多いです。
住宅ローンに不安がある場合は?
住宅ローンの審査がうまくいかない、借入可能額が予算に届かないといった場合の対策は下記記事を参考にしてみてください。
住宅ローンに不安のある方に特化したローンサービスや住宅会社もあります。正直に相談し、「こういう方でも家を建てられましたよ」という実例がある会社を選ぶというのも手段の一つです。
家づくりにかかるコストを把握しよう
家づくりにかかるコストを把握することで、予算を考える時に全体像が分かりやすくなります。家を建てるのにかかる費用は主に「建物」「土地」「諸費用」に分かれるので、それぞれを簡単に解説します。
建物本体の工事費
家づくりで最も大きな費用が建物本体の工事費です。この費用には、材料費や工事にかかる人件費などが含まれます。家の設計や仕様によって費用が大きく変わるため、事前に資金計画を立てることが大切です。工務店やハウスメーカーと相談し、見積もりを取得して費用をしっかりと把握しましょう。
土地にかかる費用
土地の購入費用も、家づくりには欠かせない重要なコストです。土地を探す際には、自分たちの理想とする生活環境や予算を考慮する必要があります。土地の価格は立地や広さ、周辺環境によって大きく異なるため、慎重に選定しましょう。また、土地を購入する際には、登記費用や仲介手数料などの諸費用も発生することを忘れないようにしましょう。
また、購入した土地に建物を建てるために必要な工事の費用も掛かります。水道の引き込みや、地面を平らにする工事、地盤調査や補強工事、境界にフェンスを作る工事などです。付帯工事費・外構工事費とも呼ばれますが、全体の2割ほどを占める費用となりますので把握しておきましょう。
諸費用
家を建てる際には、建物本体や土地の費用以外にも、さまざまな諸費用がかかります。例えば、設計費用や、建築確認申請費用、引っ越し費用などが挙げられます。また、住宅ローンを利用する場合には、ローンの事務手数料や保証料などの費用も考慮する必要があります。これらの諸費用を含めた全体の予算計画を立てることが、家づくりの成功には欠かせません。
初めての家づくりはカシワ建設へ
はじめてのことをするときは誰でも緊張しますし、不安になるものです。まして家づくりは、高額でその後の人生を左右する選択の連続ですから、よりハードルが高く感じるでしょう。
そのような不安や心配は、誰もが抱くものなので住宅会社は寄り添ってリードしていく存在です。カシワ建設では予算決めや土地探し、おすすめの間取りや設備など、バランスを考えながらご提案させていただきます。あなたの家づくりがスムーズに進むようお力添えいたしますので、お気軽にご相談ください。